かげぽち日記

かげぽち日記-わたしの十勝帯広生活

上京8年のOLが、北海道にUターン移住した話

プライド高い産婦人科医と、はじめての点滴の話

 

一泊入院で掻把手術をした時の話です。

 

手術を担当した先生は失礼な人でした。(それ以外の看護師さんや手術室のスタッフさん達は、礼儀正しくてとてもいい人でした。マスクつけてても、初対面だとマスクはずして名乗ってくれたり。)

毎回先生が同じとは限らない

いつも通ってた産婦人科は、夫婦2人で先生をやっている小さな病院ですが

手術をしたのは大きな総合病院。

 1回目の外来で診てくれた先生
 2回目の外来で手術の説明してくれた先生
 手術前内診・処置・手術してくれた先生
 退院直前の内診の先生
全員違う人でした。

 

今回は、手術前内診・処置・手術してくれた先生の話。

先生はいつでも院内携帯電話に出る

先生や看護師さんの偉い人は、院内用の院内用の内線の子機を

ポケットに入れていつも持ち歩いてます。

緊急の連絡のためだと思います。(イベントスタッフが持つトランシーバーてきな)

たぶん、3コール以内に出るとかって決まりがあるように見えました。

 

お股にエコー突っ込みながら、電話

診察中、超音波エコーで内診されている時に
先生の電話が鳴りました。

先生は、片手でエコーしがら、もう片手で電話に出て
私の前で通話を始めたのです!

しかも「ちょっとごめんね」とかの断りナシ。

電話しながら、超音波ぬいて、拭いて、処置も進めてました。たぶんいつもこんな感じなんでしょう。

 

仕方がないかもしれないけど
ないがしろにされた気分で、ショックでした。。。

 

内線事件はもう1つあります。

 

点滴について

絶飲絶食ではじめての目まいを経験した

手術のため、前日(何時かわすれた)から

ご飯ダメ、水ダメでした。

20代だった私は、健康診断でもここまでの絶飲絶食はなく、初めて。

 

入院後、手術前の準備として
内診→ルミナリア入れる→その部屋で椅子に座る→点滴刺す

って流れですすめられたのですが、

 

内診おわって椅子に座ったら、ぐったり気持ち悪くなってきて

腕にゴム巻かれてる間に視界がチカチカしてきました。

看護師さんは私の血管を探し中。腕を左から右に変えます。

「気持ち悪い」って言い終わる前に

点滴の針をさされたけど、一度針ぬいて、車いすでベットへ。

 

その後、ベットで休んで

ちょっと時間たってからもう一度点滴さしました。

 

血管が見つからない自分にショック

結局、看護師さんがぺチぺチ叩いても、場所変えても血管が見つからず、

細めの針にして、先生がさすことに。

注射でフラフラしたの初めてだし、こんなに刺すのに苦労されたの初めてで

すごく心配してました。

車いすに乗った自分にも、ちょっとショック。このときめっちゃ弱気です。

 

そのとき先生に「(血管)ないね。しにくいって言われたことない?」って言われました。

初めて言われてびっくりしたし、

自分が悪いって否定されたみたいに感じて、ショックでした。

「おまえが下手なんじゃ~~~~」

って言い返したかったけど、そんな気丈どこにもなかったです。

 

セックスで「感じにくいんだね」って言ってくる男がいるじゃないですか。

たぶんそれと一緒。

内心「それはお前が下手なんじゃ~~」って思う反面、

女の子は「私のせいなのかな」って傷ついちゃう。

それと一緒だと思いました。

 

二度目の内線事件

先生に選手交代して、無事に針がさせたその時、

先生のピッチがまた鳴りました!

 

その後、先生はなんと…

ささった針の手を放して、電話に出たのです。

 

針ぷらーん。

目の前で、腕にささった針がくる~って移動した光景は

今回の入院の一番のハイライトです!!!忘れません!

 

先生が電話中、立ち会ってた看護師さんが慌てて

ベットのこっち側にまわってきて、

針をテープで固定して、点滴つないでくれました。

 

 

針が腕の中で動いたのは

別に痛くなかったけど、なんか

自分が大切にされなかった感じ…。

 

入院する病院の先生ってこんなもんなのかなあ、悲しいなあと思いました。

 

あまりにショックで、私が「今日忙しいんですね」ってぼんやり話しかけました。

そしたら、看護師さんがやさしく

「そんなことないですよ」

って言ってくれたのが、嬉しかったです。

 

それも、「この患者、面倒だな。とりあえず返しとこ」って感じの言い方じゃなくて、

「なんかあったらいつでも呼んでいいのよ~じゃんじゃん呼んで~」

っていう、積極的なあたたかさを感じました。

この看護師さんが、この日、いてくれて、本当に助かりました。

心強かったです。

 

点滴って歩くのに邪魔

 

点滴のアザの見た目がやばいし、消えない

私は点滴で通算2か所 刺されました。

・右の手の甲(中断したやつ)

・右腕の内側(針が腕の中でくるって回ったやつ)

 

手の甲の針を刺したまわりの

直径3センチが内出血して、アザになりました。

めっちゃ痛々しい…(見た目ほどは痛くない)

今まで受けた予防接種とか血液検査だと

アザにすらならなかったのに。

 

アザが紫色から緑色になるまで5日間くらい

緑色から黄色になって、消えるまで、また5日かかりました。

ふつうのぶつけたアザより治りが遅い!

 

これ、地味に心理的に来ました。

退院して、ふつうに実生活送ってる中で

毎朝 着替えで袖を通すときに目についちゃう。

 

手術で胎嚢が取り除かれたことは、目に見えないけど

点滴のアザは、自分の体のダメージとして

しっかり残ってる。

忘れたいのに、このアザが忘れさせてくれないような

そんな感じでした。

 

反省点:点滴後の止血はしっかりやろう!

 

共感してもらえて辛さが和らいだ

掻把手術はリアルで経験者がいなかったけど、

点滴の辛さは、手術入院した人ならわかってもらえるかも!

と思い付き、

その人にラインしました。

めっちゃ共感してくれて、ちょっと楽になりました。