「やりたくないことはやらない」がうつ病の回復につながった
うつ病から働けるまでに回復したので、発症した原因や、回復する上で大事だなと思ったことを書きます。
うつヌケ?しました
夫婦でうつ病になり、2018年3月から休職して1年が経ちました。
休職中に退職し、夫婦で私の地元に移住しました。2019年2月に、主治医から「だいぶ回復したから、もう傷病手当おわりね」と言われました。
私は3月に面接を受け、就職が決まりました。4月から働きはじめます。
自分の実感としても、完全復活ではないものの、けっこう元気になってきたと思います。新しい仕事が楽しみです。
「やりたくないことはやらない」が夫婦のモットーに
療養中、心の回復のために、夫婦で心がけたことがこれです。
「嫌なことはやらない」
「やりたいことだけやる」
例えば、
約束があっても、気乗りしなかったら断ってひきこもる
ストレス元の会社を辞める
お風呂に入りたくなるまで入らない
料理したくなった人が料理する
昼間だろうが好きなときに寝る
東京暮らしがストレスになってきたから、田舎に移住する
いつもは二人で寝てても、一人で寝たくなったら一人で寝る
普段の自分だと、「○○すべき」とかって考えちゃったり、自分のキャラとか、世間体とか気にして、できないんだけど
そこの先入観を取っ払って、自由に過ごしたおかげで、
元気になってきたように思います。
やりたくないことをやると、ストレスになる
「他にできる人がいないから」「立場的にやるべきだから」「なんとなくそういう流れだったから」「断ったらまずいことになりそうだから」「仕事だから」という理由で、我慢してイヤなことをやると、ストレスがかかるんですよね。
「自分なんでこんなことしなきゃいけないんだろう(-_-;)」ってモヤっとしたり、イライラしたり、愚痴りたくなったり。
もしそのストレスが
その時の自分の許容量以内なら、
セルフケアとして、心の疲れを癒やす対処ができます。
「あ、今自分疲れてるな。じゃあ今日はケーキ買って帰っちゃおう」みたいな。
みんなそれぞれ、何かしらのリフレッシュ手段を持ってるはずで、
飲みに行ったり、人と話したり、料理したり、寝たり、マッサージ行ったり、散歩したり、趣味に打ち込んだり。
平日5日働いて、夜や週末で回復する
というサイクルでセルフケアできてるうちは、
普通にやれてる状態でしょう。
疲れすぎると心がマヒして、嫌なことがわからなくなる
そんな生活を送る中で、たまたま嫌なことが重なったり続いたりして、
回復が追いつかないくらい疲労が蓄積するようになりました。
そうすると、
心がマヒして、わからなくなっちゃうんですね〜。
「自分は何が嫌なのか」がわからないから、とりあえず
引き続き頑張っちゃう。
自分が何を"すべき"かはわかるんだけど、
「自分がしたいこと」がわからないから
休むことができない。
むしろ、より疲れることをやってしまう。
「休むって何するの?」「頑張らないって何?」
って思ったら、赤信号です〜。
私の場合は、仕事で責任あるポジションの中で、結婚式と1.5次会の準備、妊娠・つわり・流産が起こった1年半、心のマヒ状態が続きました。
その間に心理状態が悪化し、身体にも不調が起こり、うつ病と診断されました。
大事なのは「やりたいことしかしないこと」
うつ病を経験することで、自分の疲れレベルを客観視できるようになり、対処する方法も増えました。また、夫婦の絆も強まりました。
これから生きていく上で、きっとまた強いストレスがかかる時が来ると思いますが、今回の気づきをもとにやっていこうと思います。
何がしたくないのかわからない状況は、心が疲れてる状態。
背負ってる責任はぜんぶほっぽりだして、しばらく自分を甘やかそう。
心が回復してきて、自分のやりたくないことがわかってきたら、
世間体は気にせず、それに従うべし。
これが私の行き着いたうつ病予防策です。
というわけで、新しい職場では
もったいないけど、経験職はやりたくないので
全く違う職種の仕事をします!
おわり