かげぽち日記

かげぽち日記-わたしの十勝帯広生活

上京8年のOLが、北海道にUターン移住した話

移住先をどの土地にするか、わたしたち夫婦が選んだ考え方

「今の拠点から移住する」と決めたら、次は地球の中で「どこに行くか?」というテーマになります。我々夫婦はこう絞りました、ということを書きたいと思います。

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仕事も家庭の事情も制約なし、どこに行くか選び放題だった

夫31歳、妻(私)26歳。東京住み、二人とも会社員。子供なし。実家の両親も元気。

夫婦で話して、「二人とも会社を辞めて、どこか田舎へ行こう」と決めたとき、全く制約がありませんでした。仕事もこだわりなく何でもいいと思ったので、世界中どこへでも好きなところを選べるシチュエーションでした。

 

私はもともと英語や国際交流が好きなタイプ。FBを見ていると、駐在や起業で海外で暮らしている同世代の人がたくさん居ます。なので私は、「海外で、今まで行ったことある国や、知り合いが楽しそうに住んでいる国もアリかも〜」とふわふわ思ってました。

例えば、OL時代に女友達と1週間旅行したロサンゼルス。カラッとした温かい気候で、ビーチでお昼寝が気持ち良かった。日本のスーパーもあるし、友達の友達も住んでるし。

 

私の希望は、ジメジメしてない暑くないところ。国外問わず、カラッとしてる地域

北海道育ちの私は、本州の梅雨や夏が苦手。茨城と東京に住んだけれど、湿気がベトベトまとわりついたり、クーラーのあるところとないところの寒暖差にさらされるのがいつまで経っても慣れませんでした。

だからタイとかマレーシアとか、南アジア系に住むのはたぶんNG。

 

大学にいたとき、ゼミの先生が言っていた「日本人の同僚で、アメリカの大学を出て北海道に就職した人がけっこういた。大地の開けた感じとか、環境がいろいろ似てるみたい」というエピソードがずっと心に残っていて。

北海道と緯度が似ている国に暮らせば、快適かも〜なんて思ったりしてました。

 

夫は海外の食の合わなさを心配→日本に絞られる

夫は冒険を好まない性格なので、海外旅行の経験も少なめ。以前、タイ旅行で食事が合わなかったのがトラウマになったようで(パクチー苦手)、自分から海外に行きたいとは思わないと言っていました。

そのため、二人の新婚旅行の行き先を決めるときも、食事が合うかが心配なため、食の理由でイタリアにしました。

という訳で、移住地は日本国内に絞られました。

 

ちなみに私達と同時期に、移住先を探していた夫婦と知り合いました。バン1台で日本を旅する、ブロガー&YouTuberのわたなべ夫婦です。彼らは関西出身で、ベトナムに住んでいた時期がありましたが、その土地の水と空気が合わなくて、日本に戻ってきたそう。

移住するにあたっては、食事とか水とか空気の好みとか、そういう体感的なものが意外と大事なのかもしれません。

 

西日本は台風が心配なので却下。東日本・北日本に。

次は、日本国内でどこにするかという話。北は北海道、南は九州・沖縄までありますが、私の地元は北海道、夫は神奈川。夫は東北に親戚の家があったりお父さんが単身赴任していたりと、馴染みのある地域のようです。

北陸甲信越、中部、関西、中国・四国、九州、沖縄は、二人とも旅行や部活の遠征などで行ったことがあります。地方出身の友達や、転勤・地域おこし協力隊など、各地域に住んでる友達もちらほらいます。

 

私は海に近い生活に憧れていて、ふたりで毎年、沖縄旅行に行っていたこともあり、沖縄もいいなあと思っていました。あと、香川。瀬戸内海の温暖な気候で晴れが多いと聞いたし、直島に旅行したときに気持ちいい天気だったので、候補にあげました。福岡とかもコンパクトで住みやすいって聞いたけど。

 

夫的には、西日本は旅行するにはいいけど「台風が多いからちょっと…」とのこと。

台風の被害が心配らしく、私的にはちょっと偏見も入っているような気もしましたが(笑)、今回は西日本はやめよう、ということになりました。

 

北海道?いいね!で決まり

「関東か東北か北海道でどこにする?」という流れで、夫は「北海道!」との答え。

私達の結婚式をしたのが帯広で、実家への挨拶や打ち合わせで何回か二人で滞在したのですが、夫的にはいい感じだったそうです。

「夫の知り合いが誰もいないのにいいの?」と聞いたら、「もともと東京でも友達と頻繁に会ってなかったから、近くにいる必要ない」とのこと。確かに〜^^;

 

バリバリ私の地元なので、個人的には、あんまり攻めたチョイスじゃないなぁと少し残念さもあった反面、安心感もあり。北海道でも知らない町もあるし、まあ良いかな。という気持ちでした。

 

北海道のどこにする?釧路でわかった気候の違い

移住地探し中の期間、3月に夫婦で釧路旅行に行きました。私も夫も釧路は初めて。

3月の釧路はまだ芽吹いていない状態。緑がぜんぜん無くて、手つかずの荒野が広がっていました。

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十勝から釧路、たった100km移動するだけでまさかこんなにも気候が違うとは思いませんでした☀️

「釧路は、1年を通して半袖を着る日が3日しかないくらい涼しい」と複数の人から聞きました。くもりや霧の日が多く、夏も洗濯物が乾きにくくて大変だそうです。

 

これは、私の生まれ育った十勝とはかけ離れた世界でした。

十勝の3月はもっと春を感じられて、小麦畑の緑の芽が見えはじめます。1年を通して晴れの日が多く、夏も冬もカラッと晴れ。

北海道の他の地域で暮らしたことがなかったので、気候の違いに衝撃を受けました。

 

この釧路旅行をきっかけに、私が「住むなら、晴れが多い十勝がいいな」と思いはじめ、移住先は北海道の十勝地方に決めました。

 

移住先を十勝に決めてから

私の実家で同居するのは私が嫌だったので、十勝管内のどこかの町に二人で住むつもりでした。

夫婦で体験移住を2回して、住むエリアをある程度絞り、賃貸でちょうどいい部屋を見つけ、引っ越しました。

結果的に、実家までは車で15分くらいの距離と、まあまあ近い場所になりました(笑)

 

移住して5ヶ月になり、初めての冬を越しました。二人ともいい感じで、快適な生活を送っています。

 

 

どこかへ行こうかなぁ〜と思ってる方に、参考になれば幸いです!

おわり